今までグラボ3枚しか認識してくれなかったマイニングリグ。マザーボードを少し新しい物に交換してグラボを4枚認識させることができました。
グラフィックボード4枚挿しに挑戦
今年の4月に流行りに乗って開始したマイニング。中古で購入したPCにグラボを挿して細々と運用してきました。
これまで使ってきたマザーボード「ASROCK H55DE3」ではグラボ3枚までしか認識してくれませんでした。古いからダメなのかなー?と思い、今回はヤフオクで「MSI Z87-G45」というマザボを買ってみました。
購入の理由はPCIeスロットが7個もついていて、今どきのマイニンググラボ風だったからです。
いろいろググって調べるとグラボを4枚以上認識させるには、BIOS設定で「Avobe 4G Decording」という機能を有効にしてやる必用があるそうです。この機能を有効にすることで大容量メモリを必要とする PCIe デバイスが動くようになるそうです。なんのこっちゃよくわかりませんが、とにかく「Avobe 4G Decording」を有効にすれば良いみたいです。
ということでBIOSを立ち上げてみましたが「Avobe 4G Decording」とやらが見つかりません。
あれ?無いの?
あぁ、やってしまった・・・もっとよく調べてから買えばよかった・・・。
泣きながらダメもとでグラボを1枚ずつ認識させていくと、何故か4枚目も認識してくれました。理由は解りません。泣いてたからかな?
理由は解りませんが、とにかく4枚でマイニングできているので結果オーライです。
以下、現在の仕様です。
マザーボード
MSI Z87-G45 GAMING
フリマサイトで安かった事と、PCIeスロットがたくさんついていたので選択しました。LGA1150ソケットのインテル第4世代のCPU対応で、中古市場で対応CPUやメモリが安いのが良いです。
CPU
Celeron G1820TE 2.20GHz TDP35W
マイニングに関しては、CPUの能力はほとんど必要ありません。OSが動く最低限のレベルであれば良いです。
LGA1150ソケットに対応していてTDP(消費電力)が低いモデルを選択しました。末尾に「T」か「TE」が付いているものはTDP35Wの省電力モデルになります。
CPUクーラー
CPU自体はほとんど仕事をしないため、クーラーも低スペックなもので構いません。なるべく場所を取らないものを選びました。めちゃくちゃ背が低くてすっきりしています。
メモリ
DDR3 16GB
メモリは4GBあれば十分で、仮想メモリをモリモリにしておけば良いと言われています。しかし、私の場合はグラボ3枚目くらいからなんか不安定になってしまいました。その後物理メモリを増設したら調子よくなったので保険の意味で16GBにしました。
電源
電源は2台連動して使用しています。容量不足よりも前に補助電源の本数が不足してしまったので。
玄人志向 80Plus GOLD 1000W KRPW-GR1000W/90+
価格が安く、PCIeの8pin補助電源ケーブルが6本出ているので貧乏マイナーにはありがたい存在です。
COOLER MASTER V850 GOLD V2 850W
マイニングを始めた当初はこの電源を1台で使用していました。PCIeの8pinケーブルが3本(コネクターは×2)なので、グラボを追加すると配線が足りなくなってしまいました。
電源連動ケーブル
2台の電源を同時に起動させるケーブルです。
*グラボとライザーカードの1セットに対して別々の電源から給電すると不具合が起こることがあるそうなので注意が必要です。
ライザーカード・ケーブル
PCIE3.0 ライザーケーブル
PCIe×16のスロットをそのまま延長できるケーブルです。GPU縦置きブラケットに付属していた物を使っています。ライザーカードのように電源の心配をしなくてよいので便利です。
Ver.009Sライザーカード
PCIe×1のスロットに接続できるのでグラボを複数使用するためには必須です。カード一枚につき電源が75W必要になります。
SATA×2→6ピン電源ケーブル
ライザーカード付属のSATA×1→6ピン変換ケーブルでは容量が不足して発熱・発火することがあるそうです。2本のSATA電源から給電することで容量不足を解消します。
グラフィックボード
ZOTAC GTX1660Ti
シングルファンのモデルで、ファンの音がうるさいです。30MH/s、410KH/J
ZOTAC GAMING GeForce RTX2070super Twin Fan
43MH/s、430KH/J
ZOTAC GAMING Geforce RTX3070 Twin Edge OC
電源効率がめちゃくちゃ良いです。61MH/s、520KH/J
MSI VENTUS2X Geforce RTX3060ti
3060tiは補助電源8pin×1のモデルが多いですが、このモデルは補助電源8pin×2必要なのが残念なところです。59MH/s、500KH/J
フレーム
当初はデスクトップケースで稼働させていましたが、現在は8GPU搭載可能なオープンタイプのフレームを使っています。ホコリが気になりますが、メンテナンスしやすいので気に入っています。
電源スイッチ
マザボむき出しで使用する際のスイッチです。上のフレームを買ったらおまけで付属してきましたが、無い場合は別途購入する必要があります。
まとめ
今回紹介した仕様でNicehash QuickMinerで190MH/s前後、485W(壁読み)で安定しています。
夏場と違って温度の心配がなくなってきたのでずいぶん精神的に楽になりました。もう少し寒くなれば暖房の代わりになりそうなので楽しみです。
おわり。