カウンター天板やパネルを連結したい
天板やパネルを連結するための金物は各メーカーから様々なものが発売されています。基本的にはパネルに金物を埋め込んでボルトで引っ張る形式です。
今回使用したITALIANA 締結金具も同じようにボルトで引っ張ってパネルをつなぐ金物ですが、六角レンチを使って金物の正面から締め付けを行うことができる点が特徴です。
ITALIANA 締結金具
カウンター天板やパネルを連結するときに便利な金物です。
天板裏に少しの加工で取り付けでき、六角レンチでしっかり締めつけることができます。
2枚のパネルを繋いでみます
加工図を確認します。
端から26mmの位置をセンターにして30mmの丸穴を掘ります。
深さは21mmです。
幅14mmのミゾを穴から端まで繋げます。
2枚のパネルを繋ぐためには4か所に同じ掘り込み加工をしなければなりません。
まず12mmの合板でテンプレートを作って、それをガイドにして同じ掘り込み加工を4か所行います。
30ミリの座掘りカッターをボール盤に取り付けて端から26mmの位置に穴を開けます。
幅14mmの溝はのこぎりでまっすぐ切ります。
トリマー用ガイドベアリング付ビット(ベアリング追加してあります)。
クランプでテンプレートを固定してトリマーで加工します。
一回で深さ21mmまで掘るのはトリマーでは厳しいので数回に分けて掘り進んでいきます。
同じ形で4か所加工できました。
加工図と同寸法で掘ったつもりですが、少しキツめでした。
当て木して叩きながらはめこみました。
6ミリの六角レンチで締めつけて完成です。
正面から締めつけできるので楽ですね。
しっかり固定できました。
おわり。