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仕上がった家具のサイズ変更 化粧板はがして分解

納品した家具がサイズ変更のために現場から戻ってきました。

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仕上がった家具のサイズ変更

戻ってきたのはこちらのキャスター付き家具です。

壁と壁の間に収納できるように設計されていましたが、現場のミスで収まるべき空間が狭くなってしまいました。W寸法を15mm小さくしてほしいとのことです。

底面以外はすべてメラミン化粧板で仕上がってしまっているのでサイズ変更するには、

①メラミン全はがし

➁分解

⓷サイズカット

④再組立て

⑤メラミン再貼り付け

という工程で進めていくことになります。一から作り直したほうが綺麗に仕上がりますが、予算と時間がないのでサイズ変更で対応します。

メラミン全はがし

以前、速乾ボンドの剥がし方を紹介したことがあります。

速乾ボンドで貼りつけた化粧板をはがす
納品後、側板に傷がついてしまった家具が現場から戻ってきました。

この時は塗装箇所があり、あまりシンナーを使いたくないシチュエーションでしたが、今回はシンナーを使ってボンドを溶かしながら剥がしていきたいと思います。

カッターナイフで少しすき間を開けてシンナーをしみ込ませます。

家具内部の黒い部分はポリエステル化粧板なので、そちら側にはなるべくシンナーを付けないように注意します。

接着面にシンナーが入るとメラミンが浮いてくるのでヘラ等ですき間を作りながら少しづつはがしていきます。

無理をするとメラミンが割れてしまうのでシンナーを追加しながら少しづつ・・・

天板部分がはがせました。

この調子で見付、バック、側板の順にはがしていきます。

分解してカットして組み立て

ビスを全て外してパネルの状態にします。

パネルソーでカットします。天板、地板、背板の3枚のW寸法を15mmカットしました。

再び組み立てていきます。

メラミン再貼り付け

シンナーではがした後は接着剤がダマになっていたり、ごみが付着しています。速乾ボンドを吹き付ける前にしっかりと接着面を綺麗にしておきます。

再利用するメラミンの裏面も綺麗にしておきます。

後は速乾ボンドを吹き付けて、元々貼ってあったメラミンをツライチで貼り直します。

速乾ボンド スプレーガンを使った貼り合わせ アイカ RQ-NVN2
スプレーガンを使って速乾ボンドを吹き付け、メラミン化粧板とランバー合板を貼り合わせてみます。

棚板もサイズカットして完成です。

まとめ

メラミン化粧板で仕上がった家具のサイズ変更作業を紹介しました。

ほとんど新規製作に近いところまで分解しないといけないので、なるべくやりたくない作業です。「15mm小さくするだけ」の作業ですが、メラミンをはがすのに時間がかかりますし、貼り直しもシビアで気を使います。

かかった時間分の工賃はしっかり請求したいと思います。

おわり。