本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

IKEAの引き出しレール付きバスケットを注文家具に取り付け

新築住宅に設置するランドリー収納家具のご依頼をいただきました。お客様からの持ち込みでIKEAのワイヤーバスケットと引き出しレールを取り付けました。

スポンサーリンク

IKEAの引き出しレール付きバスケットを注文家具に取り付け

お持ち込みいただいたのはIKEAのHJÄLPA/イェルパというシリーズのバスケットとスライドレールです。

HJÄLPA/イェルパとPLATSA/プラッツァ

HJÄLPA/イェルパはIKEAの収納シリーズPLATSA/プラッツァの内部に取り付けることができるオプションのアクセサリーシリーズです。

PLATSA/プラッツァのキャビネット本体を選択して、内部にHJÄLPA/イェルパシリーズの棚板や引き出しのユニットを組み合わせることで部屋に合わせた収納家具を自由にレイアウトすることができます。

IKEA公式

取り付け

「取り付け」と簡単に書いていますが、今回は持ち込み品のサイズに合わせて家具の寸法を決めてから製作しなければなりません。

まずはレールが最もスムーズに動作するポジションを調べてバスケットと本体とのクリアランスを決定したいと思います。

取説でチェックするのが手っ取り早いですね・・・

・・・・。

寸法の類は一切記入されていません。収納ユニットであるPLATSA/プラッツァの規格に合わせたポン付け金物ですので「絵で見たらわかるでしょ」的な取説になっています。(IKEAの取説はどこの国の人が見ても簡単に理解できるように工夫されているそうです。)

これは厄介なことになりました。

金物をチェックしながら模型を作って適切な寸法を調べることにしました。

まずはレールの方の中身です。レール本体、バスケットの角に付ける部品とネジ類が同梱されていました。

バスケットの角にはこのような穴があいています。

樹脂製のパーツを上下から挟み込んでパチっと固定します。このパーツは2セット入っていて、バスケットの2つのコーナーに取り付けます。取り付けたところが引き出しの奥側になり、レールのストッパーの役割をします。

レールの裏面(家具に当たる面)には2か所のポッチが出っ張っています。一般的なスライドレールにはこのようなポッチはありません。

これは収納ユニットPLATSA/プラッツァの内部のダボ穴を利用して取り付けるためのポッチです。ポッチがあることで位置決めが容易になり、誰でも簡単にレールを取り付けることができるように工夫されています。

今回は邪魔なので・・・

カット&ギュイーンです。

こんな感じで実寸模型を製作してレールの動きをチェックしました。バスケットのW寸法540mmに対して家具の内のり寸法565mmが最もスムーズにレールが動くことがわかりました。

この寸法を基にして家具を製作しました。

白いスッキリとしたランドリー収納です。

開口部分にレールを取り付けてバスケットを差し込みます。

IKEAの引き出しレール付きバスケットの取り付け完了しました。着替えやタオルなどを入れるのに便利そうな収納家具です。あとは棚板や引き出しを取り付けて納品となります。

スポンサーリンク

まとめ

今回は「IKEAの金物に合わせて家具を作る」というちょっと変わったパターンの製作を紹介しました。

オーダー家具屋なのでどんな注文にも対応できるのが当たり前ですが、慣れない金物を使った製作は神経を使います。上手く納まってホッとしています。

おわり。