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古いデスクトップパソコンで仮想通貨マイニングに挑戦

仕事用のPCで仮想通貨マイニングを始めましたが、PCの寿命やセキュリティ的にいろいろ心配なのでヤフオクで中古PCを買ってマイニング専用機にしてみました。

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古いデスクトップパソコンで仮想通貨マイニングに挑戦

ヤフオクで6000円+送料で購入したデスクトップPC。

  • CPU 第一世代のi7 870
  • メモリ 8GB
  • マザーボード ASROCK H55-DE3
  • GPU Geforce GTX555
  • OS Win10Pro64Bit
  • ストレージ 2.5インチ HDD500GB→SSD250GBに交換

前回はストレージをHDD→SSDに交換して、そこそこ快適なマシンになりました。

古いデスクトップパソコン HDDをSSDに交換 Acronis True Image WD Edition
オークションで購入した中古のデスクトップパソコンのHDDをSSDに交換しました。「EaseUS Todo Backup 」の最新の無料版ではクローンの作成ができなくなってしまったようなので、「Acronis True Image WD Edition」を使ってクローンディスクを作成しました。

今回はGPUを仕事用PCの「Geforce 1660 super」と交換してマイニングができるのか試してみます。

GPU交換前に消費電力チェック

簡易電力量計を購入したので、マイニング中のマシン全体の消費電量がわかるようになりました。

まずは中古PC購入した時の状態です。

  • 無負荷状態       64-70W
  • CPUストレス      144W
  • GPU(GTX 555)負荷   173W
  • CPUストレス+GPU負荷 209W

「CPUストレス」は「CPU-Z」のstress CPUで負荷をかけています。「GPU負荷」はドラクエⅩのベンチマークソフトを走らせています。

GPU交換後の消費電力チェック

グラフィックボードを「GTX 555」から「GTX 1660 super(msi VENTUS XS)」に交換しました。

このマザーボード「ASROCK H55-DE3」には「PCIe 2.0 x16」のスロットが2か所ついているのでGPUを差し替えるだけでOKでした。電源は「GTX 555」は6pinで「GTX 1660 super」は8pinですが、6+2pinタイプの電源が付いていたのでそのまま使用できました。

PCを立ち上げて無事に画面が出力されました。ドライバの更新などもせずに普通に使えるようになったので拍子抜けしました。

「GTX 1660 super」の方が「GTX 555」よりも消費電力が低いようです。

  • 無負荷状態                  60-70W
  • CPUストレス                 136W
  • GPU(GTX 1660 super)負荷   125W
  • CPUストレス+GPU負荷            155W

この後内蔵HDDをSSDに交換したところ、全体的に5Wほどアップしてしまいました。HDDの方が消費電力が高いと思っていたので誤算でした。2.5インチのHDDだったので意外と電力を消費していなかったのかもしれません。

古いPCでもマイニングできるのか

無事にGPUを交換することができたので「NiceHash Miner」を使ってマイニングができるのかどうか試しました。

「NiceHash Miner」導入方法はこちら↓

ゲーミングPCで仮想通貨マイニング始めました
事務所で使用しているデスクトップパソコンで仮想通貨のマイニングを試してみました。

マイニングはGPUの性能に依存しているので基本的にはWindows10が動くPCであればCPUが古かろうが問題ないということです。無事に「NiceHash Miner」が起動してマイニングが始まりました。

「GTX 1660 super(msi VENTUS XS)」AfterBurnerでの現在の設定は・・・

  • Power Limit    56%
  • Temp. Limit      65℃
  • Core Clock     -250
  • Memory Clock  1000

Power Limitを限界まで下げて消費電力を抑えようと試みています。

ハッシュレート 31MH/s 、power 70Wくらいです。

ちょっとトラブル

マイニングが始まってしばらくすると、いつの間にかAfterBurnerの「Power Limit」の値が0に戻っていてフルパワーでマイニングをしてしまっている事がありました。消費電力が上がり、温度も上がってしまってハッシュレートが落ちていました。値を入れ直しても勝手に0になってしまい、制御できません。NiceHash MinerとAfterBurnerを再起動すると治りますが、しばらくすると同じ症状が出てしまいます。

GPUのドライバが最新ではない可能性が高いので、ドライバを入れ直しました。念のためAfterBurnerもインストールし直してから起動させてみたところ、その後は48時間ほど問題なく安定しています。

マイニング中の消費電力

マイニング中のPC全体の消費電力は134~135Wで安定しています。CPUはほとんど使用していないようです。

一日の消費電力は135W×24h=3240W。電気代は1kWhあたり29円として、3.24kWh×29=93.962円。1日のマイニング報酬は300円程度なので、システム全体で見ても200円くらいは利益がでている計算です。

ちなみにマイニング中にCPUに負荷をかけると消費電力は205Wまで上昇しました。

CPUをより消費電力の低いモデルに交換すれば、もう少し電気代を抑えられそうです。CPUの能力はマイニング中はほとんど使用していないので同じ世代のi3でも十分な気がします。

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まとめ

ヤフオクで6000円+送料で買ったボロいデスクトップPCでも「NiceHash Miner」を使ってマイニングを始めることができました。i7第一世代の古いモデルですが、問題ないです(むしろCPUに関してはオーバースペックかも)。

少しづつ夏に向けて気温が上昇してきましたが、現状ではGPUの温度はまだまだ余裕がありそうなのであと10℃くらい気温が上がっても大丈夫そうです。

仕事用PCでのマイニングはいろいろと不安でしたが、ボロPCのマイニング専用機ですので心置きなくブン回していきたいと思います。

おわり。

マイニングおすすめアイテム

玄人志向 80Plus GOLD 1000W KRPW-GR1000W/90+

価格が安く、PCIeの8pin補助電源ケーブルが6本出ているので貧乏マイナーにはありがたい存在です。

電源連動ケーブル

2台の電源を同時に起動させるケーブルです。

PCIE3.0 ライザーケーブル

PCIe×16のスロットをそのまま延長できるケーブルです。ライザーカードのように電源の心配をしなくてよいので便利です。

Ver.009Sライザーカード

PCIe×1のスロットに接続できるのでグラボを複数使用するためには必須です。カード一枚につき電源が75W必要になります。

SATA×2→6ピン電源ケーブル

ライザーカード付属のSATA×1→6ピン変換ケーブルでは容量が不足して発熱・発火することがあるそうです。2本のSATA電源から給電することで容量不足を解消します。

フレーム

電源スイッチ

マザボむき出しで使用する際のスイッチです。上のフレームを買ったらおまけで付属してきましたが、無い場合は別途購入する必要があります。