実家の母が乗っていた古い車を譲ってもらうことになり、小牧の陸運局に行って名義変更の手続きをしてきました。
小牧陸運局で車の名義変更してきました
三重県の実家に住む母が使用していた2005年式日産ノートを譲ってもらうことになりました。
17年前の車なので外装はボロいですが、走行距離は4万8千キロでまだまだ乗れそうな感じです。
三重県で登録されている車両を愛知県に住む私の名義に変更する必要があります。
私の住むエリアは「尾張小牧」ナンバーの管轄になります。登録は「中部運輸局 愛知運輸支局 小牧自動車検査登録事務所(以下、小牧陸運局)」で行う必要があります。
素人の私が自分で名義変更できるのかかなり不安でしたが、なんとか無事に手続きを終えることができました。
必要書類
最初に名義変更に必要な以下の書類を揃えました。
- 車庫証明書・・・警察署で申請し、取得します。
- 印鑑証明書・・・新、旧所有者それぞれ必要です。
- 譲渡証明書・・・旧所有者の実印が必要です。
- 委任状 ・・・新、旧所有者それぞれの実印が必要です
- 車検証
名義変更の流れ
ナンバー変更を伴う名義変更のざっくりとした流れです。
- 申請書入手
- 登録手数料印紙(500円)購入
- 申請書記入
- 申請書提出
- 車検証交付
- 自動車税申告
- ナンバープレート返納
- ナンバープレート購入・封印
実際に名義変更やってみた(失敗あり)
さて、ここからは私の実体験をレポートします。
まず、変更登録に必要な申請書「OCRシート申請書 第1号様式」はあらかじめ国土交通省のサイトからダウンロードし、自宅で記入してから持っていきました。現地で記入するよりもじっくりと腰を据えて記入できたので、こちらの方法で良かったと思います。
いざ小牧陸運局へ
入口はこんな感じです。入って右側の建物の前あたりに駐車スペースがあります。入って直進すると車検の検査場のレーンに並んでしまうので注意です。
建物が2棟連なっていて、駐車場から見て左側が「小牧自動車検査登録事務所」、右側が「愛知県自動車会議所小牧事務所」という名称です。
名義変更手続きはこの2棟を行ったり来たりしてそれぞれの窓口で手続きをしていきます。
小牧陸運局間取り
画像クリックで拡大します。
登録相談窓口で聞いてみる
ネットで得た情報を元に必用な書類は揃えたつもりでしたが、やはり初めての手続きなので不安になってしまいました。
そこで0番の「登録相談窓口」で手続きの流れと書類のチェックをしていただきました。2か所の記入漏れを指摘していただき、通常は7番で入手する「手数料納付書」もこちらの相談窓口でいただきました。
丁寧にわかりやすく対応していただき、不安がかなり軽減されました。全くの素人の場合は最初に相談窓口に行くのがお薦めです。
8番窓口で収入印紙購入
8番窓口で500円の収入印紙を購入し「手数料納付書」に貼り付けました。特に並んだりせずにすぐに購入できました。
1番窓口で書類の提出
必要な書類が揃ったので1番「登録受付」窓口に提出しに行きました。
発券機で整理券を受け取るとのことでしたが、発券方法がわからずに戸惑ってしまいました。
発券機の横に小さなタブレット端末のようなモニターがあり、その画面にあるボタンをタップすると発券されるのですが、物理ボタンがどこかにあるものと思い込んでいたので画面に気付かずにオロオロしてしまいました。
画面のボタンをタップすると番号が印字されたレシートが2枚つづりで発券されます。小さい方のレシートは提出書類と一緒にクリップで止めて提出し、大きい方は交換用の控えとして持っておきます。書類は窓口にあるアクリルのBOXにいれます。
整理券はこんな感じです。無くさないように注意です。
QRコードをスマホで読み込むと下のようなサイトが表示されました。待ち人数や呼び出されている番号などが確認できます。
提出が終わったら2番の「車検証等交付」窓口にあるモニターに自分の番号が出るまで待ちます。呼び出しの順番は多少前後したりしますが、ある程度は番号順に呼び出されるようでした。1時間近く待ってようやく自分の番号が近づいてきました。
問題発生
ここで問題が発生しました。
1番窓口の横に「不備書類」という窓口とモニターがあり、なんらかの不備で弾かれた場合はそちらのモニターで呼び出されるのですが、そこに私の番号が表示されています。
窓口で確認すると「旧所有者である母の印鑑証明の印影と、実際に書類に押してある印影が異なっている」とのことでした。確かに字体が微妙に違っていて、よく見ると大きさも違う。母ちゃん実印間違ってるやん・・・ということで実印が必要な「委任状」と「譲渡証明書」がダメになったので後日出直すことになりました。
再挑戦
母親から正しい実印を押した書類を郵送してもらい、再び小牧陸運局を訪れました。
前回戸惑った1番窓口の発券機のボタンを慣れた手つきでタップして、書類を再提出しました。
2番窓口で車検証受け取り
この日は前回よりも混雑していなかったので、30分ほどで私の番号がモニター画面に表示されました。無事に窓口で新しい車検証を受け取ることができました。
最近の車検証って小さいんですね。サイズが小さくなってICタグ入りになっていたとは知りませんでした。
10番窓口で自動車税の申告
新しい車検証を持って10番窓口に行きました。よくわからなかったので窓口の方に名義変更の旨を伝えると「自動車税申告書」をいただきました。
記入台で必要な個所に記入し、窓口に提出しました。いろいろ記入する箇所がありましたが、記入例と新しい車検証を見ながら間違えずに記入することができました。
14番で旧ナンバープレート返納
自動車税の申告を終えたら一旦駐車場の車に戻って旧ナンバープレートを外しました。
封印を外すのは初めてでしたが、マイナスドライバーで中央をぶっ挿して簡単に外すことができました。
14番には銀行ATMみたいな感じのナンバープレート読み取りの機械が3台置いてあります。
指示されている通りにナンバープレートを並べると読み取った番号が画面に表示され、間違いなければ「はい」のボタンの所に手をかざします。するとガチャンとフタが開いてナンバープレートが吸い込まれ、引き換えに小さなシールがでてきました。
12番窓口で新ナンバープレート購入
シールを貼る場所が分からなかったのでそのまま車検証と一緒に12番窓口に持っていき、新しいナンバープレートを1460円で購入しました。新しいボルトと封印の受け座も一緒に受け取りました。
新ナンバープレート取り付けと封印
車検証を一旦窓口に預けて新しいナンバープレートを取り付けに駐車場に戻りました。
新しいナンバープレートってすごく白いですね。まだ封印はついていません。
「封印場」に車を移動させて、係員さんに封印してもらいます。封印場は先ほど新ナンバープレートを受け取った12番窓口のすぐ外にあります。
封印場には誰も居ませんでしたが、車で進入すると建物の中からすぐに係員さんが出てきてくれました。
ボンネットを開けて車台番号が車検証と異なっていないかを確認していただき、問題なかったので封印をパコっとハメてもらい、新しい車検証を受けとって名義変更が完了しました。
まとめ
初めての名義変更はトラブルもあってスムーズではありませんでしたが、自分で手続きをして入手した車検証やナンバープレートには愛着を感じます。
ただし、スムーズにいっても半日は潰れるので次からは素直に代行屋さんにお願いしようと思っています。平日に時間が取れて、費用を抑えたい方はチャレンジしてみてください。
おわり。