前回「FAX受信時に白紙が一枚余分に出てくる問題」を解消したブラザー MFC-J6983CDW。
パソコンからFAXの送受信ができるように設定しました。紙が余分に出てくるどころか、紙を一切使わなくて済むようになりました。
PC-FAX機能
余分に出てくる白紙の問題を調べている際、この機種はパソコンでFAXの送受信ができるということを知りました。(最近のは大体そうなのかな?)
この機能を使えば受信したFAXをPDFやJPGファイルとしてパソコンに保存できるので、無駄な紙を使わなくて済みます。こんな良い機能を知らなかったなんて・・・取説をちゃんと読まないとだめですね。
PC-FAX受信設定
パソコンのプログラム一覧からBrother→Brother Utilitiesを開いて
PC-FAX受信を起動をクリックします。
PCファックス受信ウインドウが表示されるので
設定→デバイスでデバイス設定画面に移動します。
使用しているデバイスが表示されていればそのままOKを。
表示されていなければ追加タブをクリックします。接続されているFAXの検索が始まるので、表示されたFAXにチェックをいれてOKタブをクリックします。
設定画面では他に起動の設定や保存先、保存形式などを設定することができます。
パソコンでFAXを受信する
PCファックス受信ウインドウは閉じてしまってもタスクトレイに常駐します。
待機中。この状態でFAXが送られてくると・・・
FAX本体で呼び出し音が鳴る→PCに通知。
タスクトレイ内のPC-FAXアイコンの表示がこのように変化します。
FAXの中身を確認するためにはアイコンをクリックします。立ち上がったPCファックス受信ウインドウ内の左側の受信FAXの一覧をクリックすると、右側にFAXの内容が表示されます。
このようにパソコン画面でFAXを確認できるので、不要なものはプリントせずに済みます。
私の仕事環境では大量に図面が送られてきた内の、実際の製作に関わるページは2~3ページしかないような事がよくあるのでこのPC-FAX機能はすごく助かります。もっと早く気づいて活用すればよかったです。
ちなみにパソコンの電源をオフにすると通常のFAXの待機状態に戻り、本体で紙の受信モードになります。
PC-FAXの設定で「パソコン起動時に起動する」にチェックを入れておけば、次回パソコンの電源オン時には自動的にパソコンでのFAX受信待機モードになります。
パソコンでFAXを送信する
パソコンで作成したファイルをそのままFAX送信できます。
ファイル作成に使用しているアプリケーション上で印刷→プリンターの選択でBrother PC-FAXを選択し、印刷ボタンを押します。
Brother PC-FAXのダイアログボックスが立ち上がります。
ボックス内のキーパッドで番号を入力、または登録済みのアドレス帳から送信先を選んで送信先追加をクリックします。
送受信のテスト
ブラザーの送受信テスト用の番号にパソコンからFAX送信してみて、返信されてきたFAXをパソコンで受信できるかチェックできます。
ファクスを送受信できるかを、弊社専用回線でテストできます。
下記テスト用ファクス番号にファクスを送信してください。折り返し弊社より、自動でファクスをお送りします。
テスト用ファクス番号: 052-824-4773
発信者番号を非通知で送信すると、自動返信されません。ファクス番号の前に「186」を付けてダイヤルしてください。
送信するファイルはなんでも良いので、
例えばwebブラウザ上で右クリック→印刷→Brother PC-FAXを選択して印刷。
Brother PC-FAXの送信ダイアログボックス内のキーパッドで上記のテスト用ファクス番号: 052-824-4773を打ち込んで送信先追加。
右側のグレーの枠内に送信先が表示されたら送信ボタンをクリックします。
パソコンからFAX本体にデータが転送され送信が始まります。
送信が終わるとすぐに呼び出し音が鳴り、折り返しテスト用FAXが送られてきます。
パソコンにFAX受信中・受信完了の通知が表示されるので、 タスクトレイ内のPC-FAXアイコンをクリックして開くと・・・
このようなテスト用FAXが受信できていれば、送信・受信ともに正常に機能していることになります。
まとめ
しばらく使ってきた複合機MFC-J6983CDWですが、使用していなかった便利な機能がありました。
今までかなりの量の紙を無駄にしてきたと思うと悲しいです。もっと早く気づいて設定しておけばよかった・・・
今回の教訓は「何かを買ったときには取説をちゃんと読みましょう」でした。