ボルボXC90のブレーキを交換しました。デカいキャリパーと固着したローターを外すのが大変でした。
ボルボXC90 フロントブレーキ交換
breni 超低ダストパッドDFP
XC90純正のパッドは踏み始めからガツンと効く感じです。スポーツパッドのようなタッチで好きなフィーリングなのですが、ダストがめちゃくちゃ多くてすぐにホイールが茶色く汚れてしまいます。
「breni」というメーカーの超低ダストパッド「DFP(Dust Free Pad)」が安くて評判もよかったので試してみました。
パッド交換
2tの車重に見合ったデカいキャリパーです。同じくらいの車重のトゥアレグ、カイエンは対向4ポッドのブレンボが付いているのですが、ボルボはこの大きさで片押し1ピストンの男前な仕様です。
最初に手前のパッドを押さえているバネ?を外しておきます。
角度が変ですが、キャリパーを裏から見たところです。赤丸の18mmのボルトを外すとキャリパーがゴソっと外れます。コイツがめちゃくちゃ固くて苦労しました。
外れましたー。重い・・・。
新しいパッドを入れてクランプでピストンを戻しました。
breni SCDシリーズ
フロントのみ、純正ディスクがかなり減っていたので交換しました。特にこだわりはなかったのでパッドと同じくお値打ちな「breni」の「SCD(シルバーコーティングディスク)」
を購入しました。
防錆のために全体がシルバーコーティングされていますが普通のプレーンなローターです。
ローター外れません
直径335.8mmのデカいディスクローターです。国産車のようにハブボルトが出ていないので、脱落防止?の10mmのボルトで固定されています。
正面からボルトをねじ込んで外す仕様ではないようです。
5-56をすき間からたっぷり吹き、プラハンマーで裏から叩きましたがビクともしません。ひたすら叩いては5-56を繰り返していたら何度目かでパコっと外れました。
運転席側はなんとか外れて無事交換。
問題は助手席側でした・・・。
どんだけ叩いても外れません。あて木してデカい鉄ハンマーでぶっ叩いてもダメ、そのうち日が暮れてきてタイムアップ・・・。5-56をこれでもかと吹き付けておいてその日は終了しました。
次の日の朝。前日と同じようにあて木して鉄ハンマーで叩くと1発目で「パコッ・・・」
「えっ?」ていうくらいあっさり外れました。5-56が一晩かけてしっかり浸透したようです。
すごいぞ5-56、いやシーアールシー!なんという浸透力。ラスペネ?ルーセン?そんな小洒落たもんは必要ねぇ。いつだってそばに居てくれたのはお前だけ、男は黙ってシーアールシー!
と興奮しながら新しいローターを取り付けました。
パッドの使用感
純正のようなガツンとした初期制動はありません。ギューっと踏み込んで奥でコントロールできるパッドです。個人的には純正のほうが好みですが、普通に運転する分には問題ないです。
ダストは非常に少ないので交換してよかったと思います。ホイールが全然汚れません。DIXCELのMタイプあたりも低ダストを謳っていますが、DFPのほうがリーズナブルなのでとても満足です。
リアブレーキ交換につづく。
