「リビングで宿題や勉強をさせると学力が上がる・・・?」
長女は来年から小学生になります。低学年のうちから学習の習慣を身につけさせるには、リビングに学習机を置くと良いらしい。
リビング学習のメリットは子供の集中力が身に付くこと。親は子供の様子を見ながら適宜対応できること。
というわけで我が家のリビングにも学習机を設置することになりました。
リビング学習机の製作
スケッチでプランニング
まずはスケッチで「こんな感じかなー」を描きました。なるべく簡単な構造にしたかったのでサイドキャビネットの上に天板を乗せるだけのデザインにしました。
ちなみに折り紙の裏です。
右キャビネットの付く壁にコンセントがあるのでその部分の背板は前に出して空間を作って制作します。
CADで描くことでスケッチの段階で気づかなかった矛盾点や、正しい比率でバランスが確認できます。
(天板ワイドは2人掛けできるように1800mm→2100mmに変更しました。)
製材
天板と引き出しの前板は無垢材を使用することにしました。自宅用にストックしてあったホワイトアッシュの板を製材しました。
残り物のホワイトアッシュ。木目を選ぶ余地はないので比較的綺麗なヤツをチョイスしました。
手押しカンナ盤で反りやヒネリをとります。
ある程度のサイズにしてしばらく寝かせます。1週間くらい放置すると再び反りやヒネリが出るのでそのあとで製材しなおします。
キャビネット制作
キャビネットをフラッシュ構造(中空のパネル構造)で制作します。
横切盤で芯材をカットします。
芯材はジェルトンという樹種を使用しています。
芯材をタッカーで組んで各パーツのパネルを作ります。
組み立てるときにビス留めが必要な個所には下地を入れておきます。スライドレールが付く場所にも忘れずに入れます。
後でカットするのでこの段階では仕上がり寸法より少し大きめです。
貼り付けるベニヤをカットしました。
ベニヤを貼ってパネルにします。速乾スプレーで貼り付けます。
プレス中。
パネルソーで仕上がり寸法にカットします。この段階で正しく直角なパネルが出来上がります。
カットしました。
パネルをビスで箱組みします。内部の色が違うのは、引き出しで見えなくなる部分なので適当に余った材料を使っているためです。自宅用なので節約です。
外側に仕上げ材のホワイトアッシュの突板を貼ります。
これも速乾スプレーで貼り付けます。
少し大きめの板を貼り付けて、はみ出た部分を目地払いビットをつけたトリマで仕上げます。
正面の見付部分に天然木テープを貼って箱の完成です。
ラッカーでクリア塗装しました。
つづく