自動カンナの回転音にノイズが混じるようになってきました。「ギュイーン」という回転音の中に「ガー」っと金属っぽい音が聞こえます。
主軸ベアリングのグリス切れかな?ということでグリスを入れてやりました。
自動カンナ盤のグリスアップ
飯田工業「FORTE CX-532R」
飯田工業の自動1面かんな「FORTE CX-532R」です。
幅500mm 厚さ300mmまでの材料を削る事ができます。
コントロールパネルで仕上がり寸法を打ち込むと自動的に定盤が上下して目標の厚みにセットしてくれます。
私の工房内で最もハイテクな機械です。ただし何度も上下させているとセットした値と仕上がり寸法にだんだんとズレが生じてくるので時々補正してやらなければなりません。
グリスアップと注油
機械天板の点検蓋を開けると主軸の両サイドにグリスアップ用のニップルが見えます。コイツにグリスガンでスコスコとグリスを入れてやります。
スキ間からグリスがあふれてきたらいっぱいになったサインです。
反対側も同じように入れます。こちら側のグリスは向かって左の機械内部にあふれてきます。
送りローラーと定盤を上下させるギヤ、チェーンには機械オイルを垂らしておきました。
さて回転音は?
試運転してみましたが、あまり変わりないように思えます。グリスもそんなに減ってなかったし、主軸周りの音ではなさそうです。本体の上のほうから聞こえる金属っぽい音の原因を探っていると・・・点検蓋が小刻みに震えています。
試しに戸当たり用のクッションを貼ってみたら音がしなくなりました。蓋と本体が振動でガチガチと当たって回転ノイズのように聞こえていたようです。
気温が下がるといろいろな機械でこのようなノイズが増える気がします。寒さで金属が収縮して各作動部のクリアランスが大きくなり、ガタがでるのではないかと思います。
知らんけど・・・
おわり。