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ひどい飛蚊症→網膜剥離の一歩手前でした

網膜剥離の一歩手前の「網膜裂孔」という病気になりました。

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ひどい飛蚊症→網膜剥離の一歩手前でした

右目が「網膜裂孔」という病気になりました。

眼球の奥にある網膜に穴があいたり裂けたりする病気です。そのまま放置すると穴の周りの網膜がどんどん剥がれていって「網膜剥離」の状態になり、失明することもあるそうです。

「看護roo」さんのイラストを使わせていただきました

早めに異変に気付いて眼科に行ったので、すぐにレーザーで処置してもらい事なきを得ました。症状が酷い場合はもっと大掛かりな手術をして1~2週間ほど入院することになるそうです。

実はこの網膜裂孔、私の父親が2回・兄が1回経験しています。家族そろってド近眼の家系なのですが、近視の人は眼球の形状的にこの病気にかかりやすいようです。私もかなり目が悪いので警戒するようにと言われてきました。

「視界の端の方がチカチカしたり、急に飛蚊症になった場合はすぐに眼科行け」と何度も言われてきたので、早い段階で眼科に行くことができました。

自覚症状

今回の私の自覚症状としては、

  1. 右目がなんとなく見にくい
  2. 墨を流したような影が見える
  3. 酷い飛蚊症

という順番で異常を感じました。

特に目をぶつけたとか、強く擦ったというわけではありません。普通に仕事をしていて、急に右目が見えにくいことに気づきました。

1.右目だけ視界の端の方がボヤっした感じで、明らかに左右で見え方が異なっていました。ただ、普段コンタクトを装着しているので、コンタクトの曇りや不具合かな?というくらいに思っていました。

2. しばらくして視界の中に黒い影がモヤーっと流れました。水面に墨を流したような感じで最初はハッキリとした黒い影が見え、しばらくすると薄くなって散っていきました。(この時に網膜が裂けて、血液が流れたのではないかと思っています。)

3.しっかりと黒い点が視界の中を動き回る飛蚊症になりました。蛍光灯などを見た時に見える透明の糸くずみたいなのではなく、液晶モニタ-のドット抜けのような感じの黒い点がたくさん見えました。

自覚症状がないまま重症化してしまう場合もあるようですが、私の場合はこのように明らかに異常を感じることができたのでその日の内に眼科に行くことができました。

眼科選びは大切

私の兄が同じ病気になった時、最初に行った眼科では「加齢による飛蚊症でしょ」程度の診断をされ、網膜の異常を見つけてもらえなかったそうです。その後、かなり症状が悪化してから別の眼科で診断してもらいましたが、網膜の剥離が始まっていたために手術することになり、ひどい目にあったと聞きました。

私が診てもらった眼科の先生は、症状と家族に網膜裂孔経験者がいることを伝えるとすぐに網膜裂孔を疑って診察をしてくれました。話をした段階で「飛蚊症はほとんどの場合は心配ないが、あなたの症状は深刻な可能性がとても高い」とはっきりおっしゃってくれました。

検査

最初に網膜に破れている箇所があるかどうかを調べてもらいました。診察しやすくするために瞳孔を広げる目薬をさしてもらい、しばらく待機しました。

その後眼の奥の様子をチェックしてもらい、やはり網膜に裂け目ができていると伝えられました。破れている箇所は右目の右下のあたりで、三日月のような形で裂け目があるということでした。

剥離には至っていないので、これ以上広がらないようにすぐにレーザーで処置しましょうということになりました。

こんな形の裂け目で、大きさは1mmにも満たないそうです。

レーザー処置

麻酔の目薬をさしてもらい、眼球の感覚がなくなったのでいよいよレーザーでの治療が始まりました。

網膜の裂けた箇所の周囲をレーザーでくっつけて、これ以上裂け目が広がらないようにする処置ということです。スポット溶接のように裂け目の周囲を点付けして囲ってしまうイメージです。

レーザーのマシンは、視力を測るときに気球が見える機械と同じような形状でした。椅子に座り、アゴとおでこをくっつけて、反対側から先生が覗き込んで治療する形です。

麻酔で感覚のない眼球に筒状のレンズをくっつけて、目の奥を覗き込んで位置を合わせているような時間があり、「では、いきまーす」の声の後「ピカっ」と緑色のレーザー光が見えました。

痛みなどは無いのですが、強制的に目を広げられて視界が全部緑色の光に包まれるのであまり気分が良いものではありませんでした。おそらく50回くらい「ピカっ」を浴びせられてレーザー治療が終了しました。

途中で一度だけ鼻の奥がツンとする感覚がありましたが、それ以外は特に痛みはありませんでした。時間は10分も経っていなかったと思います。

「レーザー治療をしても裂け目が広がってしまう場合もあるので2~3日後にもう一度来てください」ということで、その日の治療は終了しました。

その後

その後、3日後と2週間後に経過を診てもらいました。レーザーで固めた部分はしっかりくっついているということで、次は3か月後に診察に行くことになっています。

現在発症から1か月ほど経過しましたが、飛蚊症は治っていません。蚊というよりはコバエが飛んでいるような感じで非常に鬱陶しいです。また、裂け目があると思われる視界の右下に黒い影があります。これはそのうち慣れるとのことですが、現状では気になって仕方がないです。

現在の右目の視界です。

網膜裂孔に一度なってしまった場合は、ほかの部分の網膜も薄くなって破れやすくなっていることが考えられるので注意が必要だということです。目を強く擦ったり押したりすることは避け、今回のように飛蚊症がひどくなった場合はすぐに診察に来るようにと言われました。

歳を重ねると思いもよらない部分にガタがきたりします。今回の網膜裂孔はいかにも「経年劣化」という感じがして悲しいですが、大事に至らなくてよかったと思うことにします。

保険

ちなみにレーザー治療した日の窓口でのお支払いは35,000円くらいでした。(国保3割負担)

なかなかお財布に厳しかったのですが、入っている医療保険で「網膜光凝固術」が手術給付金の対象になっていたので後日お金が入ってきました。

めったにお世話にならない医療保険ですが、入っておいてよかったです。

おわり。