中古のRTX2060superを手に入れましたが、思うようにハッシュレートが上がらず苦労しました。
思うようにハッシュレートが上がらないRTX2060super
中古の「MSI RTX2060super VENTUS XS OC」を手に入れたのでNicehashでマイニングを試してみました。
今まで試したグラボとは違い、いろいろと挙動が不安定でした。最終的に期待できるようなハッシュレートまでもっていくことができませんでした。
ベンチマークが終わらない
Nicehash Minerで新しいグラボを認識させると最初に各プラグインのベンチマークが始まりますが、標準装備されている「Excavator」のベンチマークがいつまで経っても終わりません。しばらく放置しているとベンチマークエラーになってしまいます。
なぜか「NBMiner」は動いてくれたので、NBMinerとAfterburnerでマイニングを始めてみましたが、なんかハッシュレートが低いです。
RTX2060superなら40~44Mh/s程度は期待できるはずですが、36Mh/sしか出ません。セオリー通りAfterburnerで「Memory Clock」の値を上げていくと何故かハッシュレートが下がってしまいます。
「Memory Clock」を+800にしたところ、34Mh/sに低下してしまいました。なぜか「Memory Clock」をいじるとパワーが制限されてしまいます。「Core Clock」の数値も勝手に変動してしまいます。マイニング効率を示す「efficiency」は368KH/Jで、あまり良い数字ではありません。
NiceHash QuickMinerでマイニング
以前Afterburnerでうまく制御できなかったGTX1660をNiceHash QuickMinerで動かしたところ、上手くマイニングできたことがありました。

今回もNiceHash QuickMinerを試してみます。
設定「high」 30MH/s・・・
設定「mid」 32MH/s・・・
設定「lite」 33MH/s・・・
おまかせ設定では全然だめです。
QuickMinerのOCTuneから値を動かしてみます。
やはり「Memory Clock」を上げるほどハッシュレートが下がってしまいます。また「Core Clock」の値を動かすと「Power Limit」をいじっていないにも拘らずパワーが変動してしまいます。
あれこれいじっても改善せず、結局何もしないのが一番良いというなんとも納得のいかない結果になりました。
MSI 「RTX2060super VENTUS XS OC」
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まとめ
今回はRTX2060superでマイニングを試してみました。今まで触ったグラボとはまったく挙動が異なっていました。
念のためFF15のベンチを試してみた結果は標準的な数値だったので、壊れているわけではないと思います。
今回使用したものがたまたま外れ個体なのか、この機種は全部同じなのかはわかりません。一般的にRTX2060superは40~44Mh/s程度出るという情報を見ていたので残念な結果になってしまいました。
おわり。
マイニングおすすめアイテム
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ライザーカード付属のSATA×1→6ピン変換ケーブルでは容量が不足して発熱・発火することがあるそうです。2本のSATA電源から給電することで容量不足を解消します。
フレーム
電源スイッチ
マザボむき出しで使用する際のスイッチです。上のフレームを買ったらおまけで付属してきましたが、無い場合は別途購入する必要があります。
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