速乾ボンドのふき取り清掃方法
ゴム系接着剤の汚れを落とすには、何らかの有機溶剤を含ませたウエスで溶かしながらふき取ります。
ポリエステル化粧板などを清掃する場合、あまり強い有機溶剤を使うと表面の塗膜を侵してしまう事があります。
特に黒系の化粧板をゴシゴシ拭いてしまうと表面がテカったり、白くボケてしまう事があり注意が必要です。
ハケ塗り速乾ボンドを使った貼り合わせ アイカ エコエコボンド RQ-V1
ハケ塗りタイプの速乾ボンドで合板(9ミリ)と化粧板(2.5ミリ)を貼り合わせます。
私が主に使用する有機溶剤と使い分け
・ラッカーシンナー
ゴム系接着剤を溶かし、伸ばしながらふき取る感じです。塗料や速乾ボンドのハケ、スプレーガンの洗浄に使用します。黒系ポリエステル化粧板を白ボケさせてしまう事があります。
・アセトン
ゴム系接着剤をコロコロと消しゴムのカスの様に拭きとれます。ラッカーシンナーより揮発性が高いです。黒系ポリエステル化粧板を白ボケさせてしまう事があります。
・アイカ アイボン RT-84(主成分ノマルヘキサン)
アセトンに似た感じの拭き取りと揮発性ですが、ポリエステル化粧板に対する攻撃性はかなり低いです。素手で使い続けると手の油分がなくなりカサカサになります。
職人さんによって好みが分かれるところですが、個人的には化粧板メーカーであるアイカが推奨している「アイカ アイボン RT-84」がいちばん使いやすいと思います。
おわり。