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レバーハンドル錠の選び方と取り付け MIWA LAシリーズ


トイレの木製建具を製作しました。ドアノブとサムターン錠にMIWAのレバーハンドル錠LA50-8を取り付けました。

DIYで取り付ける方の参考になるようにレバーハンドル錠の選び方と取り付け方法を紹介します。

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MIWA LAシリーズ


MIWAのLAシリーズは、錠とレバーが一体型になったケースロックです。

組み合わせる錠によって玄関・事務所・病室・トイレ等のドアに使用できます。

レバーハンドル錠の選び方

LAシリーズの中でも品番がいろいろあって選び方が難しいと思います。

金物屋さんやネットショッピングで注文するときに迷わないように、品番の『LA○○-△』について説明したいと思います。

レバーの選択

まず『LA○○-△』の○○部分はレバーハンドルの型番を表しています。

MIWAのカタログの「レバーハンドルデザイン一覧」で形状と型番を確認できます。その中から使用したい型番を選びます。

今回は50型を選択しましたので品番は『LA50-△』です。

錠の選択

次に『LA○○-△』の-△部分は錠やサムターンの組み合わせによって8種類から選択します。

       外側       内側
 LA○○-0        ―       ―
      1      シリンダー      サムターン
        2      シリンダー       ―
        3       ―      サムターン
        4      シリンダー      シリンダー
        5      サムターン      サムターン
        6      非常開装置      サムターン
      8      非常開装置(表示付)      サムターン

シリンダー:鍵で開けるタイプの錠  非常開装置:マイナスドライバーなどで開けられる簡易鍵穴

使用するドアのシチュエーションによって外側、内側に付ける錠やサムターンの組み合わせを選択します。

外から鍵をかける玄関ドアなどには『LA○○-1』を、鍵が要らない通路の間仕切りドアなどには『LA○○-0』または『LA○○-5』を選択します。

今回はトイレのドアですので内側からサムターンでロックした時に、外側から使用状況がわかる赤色・青色表示付きの『LA○○-8』を使用しました。

シリンダー錠付きの場合

シリンダータイプを選んだ場合はさらにシリンダー錠のタイプを4種類から選択します。

一般的なギザギザタイプの鍵『U9』のほかにディンプルタイプ『PR、LB、JN』があります。

バックセットの選択


使用するレバーハンドルの形状と錠を決定したらバックセット(扉の端からドアノブセンターまでの距離)を選択します。

LAシリーズの場合、31・38・51・64・76・100mmから選択できます。一般的なサイズの扉には51mmを選ぶことが多いと思います。

選び方まとめ

例えば玄関ドアに・・・

・U9 ギザギザ鍵

・LA20 20型のレバーハンドルSV色(アルミシルバー)

・-1 シリンダー錠/サムターン

・扉厚40mm

・BS(バックセット)51mm

で取り付けたい場合は・・・

『U9 LA20-1 SV色 扉厚42-49 BS51』と注文します。

今回私がトイレ用ドアに使用したのは

・LA50 50型のレバーハンドルSV色

-8 非常開装置(表示付)/サムターン

・扉厚36mm

・BS51mm

ですので・・・

LA50-8 SV色 扉厚33-41 BS51』と注文しました。

LAシリーズ取り付け

取り付けの様子を紹介します。

穴加工


まずはパネルにする前の芯組みの段階でケースが入る部分を空けておきます。こうしておかないと後で穴を深く掘ることになってとても大変です。

この芯材の両面に化粧板を貼り付けてパネルにし、木口に無垢材を貼って扉を仕上げました。


仕上がった扉の側面にプレートの部分を掘り込みます。

T字定規を付けたトリマーで掘り込み、ノミで角を仕上げました。テンプレート作って掘った方が早いかな・・・

深さは5mmです。


さらにケースの部分を掘り込みました。最初に芯を空けておいたのですぐに空洞が現れます。


扉の両面にサムターンとハンドルの穴を開けます。バックセットを確認して型紙通りに開ければ問題ないです。

サムターンの穴は38Φ、ハンドルはセンター15Φと両サイド8Φです。


穴あけ加工完了しました。

サムターン取り付け


穴あけが終わったらケースを差し込んでビス止めします。


穴の位置は大体合っているようです。これを確認するまでドキドキします・・・


プレートにはピン穴が4つ開いています。


サムターン、表示錠にもピン穴が開いています。


付属のピン


扉面からサムターンを差し込んでうまく穴の位置を合わせてピンで固定します。

レバーハンドル取り付け


ハンドル、受け座、カバー、ネジ類が入っています。


受け座同士を固定してからカバーをねじ込んで取り付けます。


扉を挟んでこのような状態を作ります。

白いチューブの内部はネジが切ってあり、長ナットのような役割をします。


受け座を取り付けたところ。少し穴がズレましたがカバーが被るのでセーフです。


受け座カバー、レバーを取り付けます。木口側のプレートカバーを取り付けて完成です。


取説と型紙通りに加工していけば問題なく取り付けできます。

取り付けよりも品番を確認して注文する方が難易度が高い気がします。

おわり。