扉にミラーが付く収納を製作しました。H1900×W1000というかなり大きくて重い扉を付けるため、LAMPの「重量用ワンタッチスライド丁番J95シリーズ」を使用しました。
ミラー付き収納扉の製作
一昔前は重量用のスライド丁番はワンタッチ脱着式のものが無く取り付けに苦労したものですが、LAMPの「J95シリーズ」が出てからは普通のスライド丁番と同じように脱着・調整ができるのでとても楽になりました。
LAMP 重量用ワンタッチスライド丁番J95シリーズ
LAMPの重量用のスライド丁番です。丁番2個使いで最大25kgまで、3個使いで最大40kgまでの重量扉に対応します。
ワンタッチで座金と本体を脱着することができ、取り付け後に3か所のネジで位置を調整することが可能です。
製作する扉の納まりに応じて25mmカブセ・16mmカブセ・インセットの3種類から選択できます。それぞれのサイズにキャッチ付き・キャッチなしの2種類、カラーはニッケルメッキ・黒ニッケルメッキの2種類がラインナップされています。
今回は16mmカブセの黒ニッケルメッキを使用しました。
ノーマルのスライド丁番と比較。ゴツイですね。
ビスも「5×18丸皿タッピンねじ」という太めの専用品が用意されています。
扉に取り付け
取り付けの工程自体は普通の小さいスライド丁番と同じです。扉の裏にカップの穴を掘ってビスで固定し、収納本体に取り付けます。
今回製作しているのはこんな感じの扉です。フラッシュ構造の木製の扉にスチールの枠が付き、その中にミラーをはめ込むデザインです。
3mm厚のフラットバーで製作したミラー枠です。この時点でかなり重い・・・
枠が付いていない状態で扉裏面にボール盤で座堀りします。
座堀りカッターもデカいヤツを使用します。左が通常の35mm、右が今回使用した40mmです。
ビスが太いのでセンター穴あけ用の丁番ドリルも太いのが必要です。こんな太いの持ってなかったので新たに購入しました。
収納本体に取り付けて完成です。
脱着も調整も簡単で使いやすいです。普通のサイズのスライド丁番と同じように取り付け、調整できました。
現場に搬入してからミラー屋さんがミラーを貼って完成です。
おわり。