マツダ「DG63T スクラムトラック」にAZワゴン純正レザーハンドルを取り付けました。
軽トラ 純正革巻きハンドル流用
みんからで「DA63T キャリィトラック」にワゴンRのレザーハンドルを流用されている方の記事を見つけました。多少の加工は必要なようですが、同一メーカーの流用なので違和感なく綺麗に納まっているように感じました。

キャリィOEM車である私のスクラムにも、ワゴンRのOEM車であるAZワゴン用のハンドルが使えそうなのでチャレンジしてみました。
ハンドル外し方
スクラム純正はこんな感じです。細くて握りにくいのでカバーを付けていましたが、見た目が好きではありませんでした。
最初にホーンカバーを外しますが、絶対にホーンが鳴ります。私は2回鳴らしてから観念してヒューズを外しました。
ヒューズBOXは運転席右下にあります。逆さまについていますので、手前、左から4つ目を抜きました。
ホーンカバーは上下を手前に引っ張ると外れます。が、中心あたりにある金具が引っ掛かって真っすぐ抜けません。
カバー裏の金具のこの部分。
ハンドル本体の金具の赤丸部分に引っ掛かっています。少し上の広くなっている部分にスライドさせてから手前に引くと外すことができます。
シャフトを固定しているナットサイズは17でした。
AZ ワゴン(MJ21S)前期用ステアリング
ヤフオクで「AZワゴン(MJ21S)前期 FX-S スペシャル」というハンドルを 購入しました。
グレーのレザーハンドルで、軽トラの内装と違和感なくマッチしそうです。
左:AZワゴン用 右:スクラム用。グリップが太くなって運転しやすそうです。レザーの手触りも良いです。
エアバッグのあり/なし
私のスクラムにはエアバッグが付いていませんが、購入したハンドルはエアバッグ用です。中心のシャフト径やスプラインの形状は同じなのでそのまま差し込んで固定することはできますが、ホーンの配線とウインカーリターンの機構が使えなくなってしまいます。
なるべく純正っぽく使いたいので、加工してホーンとウインカーリターンの機能を使えるようにします。
スクラム純正の裏側。ホーン用の電極とウインカーリターン用の穴が2つあいています。
エアバッグ用の裏側は中心がニョキっと飛び出しています。エアバッグとホーンの信号はスパイラルケーブルという配線を巻き付けたリールのような部品からカプラーで供給されます。車体側のスパイラルケーブルユニットの中心にハンドルの飛び出た部分がささるようになっています。
エアバッグなしのスクラムで純正っぽく使用するためにはホーン用の電極と、ウインカーリターンピンの穴を用意しなければなりません。
車両側はこのようになっています。白いパーツには上下2か所のポッチが飛び出ています。ハンドル側の穴にこの部分を引っ掛けてウインカーリターンの機構を操作するようです。右下の金属部品がホーン用の電極で、バネで押し出されるような感じでついています。
ハンドルボスを加工して取り付け
近所のアップガレージでジャンク品のハンドルボスを買ってきました。
適合車種は不明ですが、円盤状の電極部分が欲しいだけなのでコイツで良さそうです。
純正ハンドルを壊す覚悟があれば、そのまま純正の裏カバーを切り取って加工しても良さそうです。
買ってきたジャンク品ボスの欲しい部分だけ分離します。接着剤で固定されていましたが、意外と簡単に外すことができました。
AZワゴン用ハンドル取り付け部分です。左右の出っ張りが邪魔です。
ベルトサンダーで削りました。アルミ製なので結構かんたんに削る事ができました。
ボス側の内径を少し拡大。ハンドル側がテーパーになっているのでそれに合うように調整しました。
いい感じに納まりました。
上下のピン穴も適当にドリルで開けました。大体の位置に大きめに開けましたがOKでした。車体に仮合わせして大丈夫だったのでボスとハンドルを接着剤で固定しました。
ボスのホーン配線とハンドル側の配線を繋ぎます。スパイラルケーブル用のカプラーを切って平端子で繋ぎました。
車両に取り付け
車両に仮付けしたときに気になったのですが、ハンドルコラムとハンドルの間のすき間が大きいような気がしました。
ボスについていたカバーをカットしてコラムと挟み込むように取り付けしました。
こんな感じで隙間をカバーできました。
ナットで固定して、ホーンカバーを付けて完成です。なかなかいい感じになったと思います。
まとめ
スクラムトラックにAZワゴン用革巻きハンドルを流用しました。
マツダロゴなので違和感なく、純正っぽく納まりました。色も合っていて良かったです。ノーマルの細くて安っぽい手触りに比べて格段に良くなりました。ホーンやウインカーリターンの動作も問題ないです。
長い事乗っている車ですが、また一つ愛着が沸くカスタムができました。
おわり。