グラボのファンが壊れたので撤去しました。交換部品が届くまでとりあえずケースファンで冷やしてみたら、意外とよく冷えています。
グラボのファンが壊れたのでケースファンで代用したら意外と調子よく冷えるようになった話
中古で購入した「MSI RTX3060Ti VENTUS 2X OC」です。コイル鳴きがあるということで相場よりも少し安く買うことができました。
稼働させてみると「ジジ・・ジジ・・・」と確かにコイル鳴きのような音が聞こえます。まぁこんなもんか・・・とあまり気にせずにいましたが、時間が経つと「ジジ・・カリカリ・・・」とだんだん音が大きくなってきました。
これファンが何かに当たってる音じゃないかな?と思って目視でチェックしても問題なさそうです。一旦リグを止めてファンを指で回してみてもガタがあるようには感じませんが、前後に動かしてみるとカタカタと大きく動きます。
もう一方のファンはここまで大きく動かないので、片側のファンが終わりかけている可能性が高いです。
ファンの取り外し
カバーを外したいのですが、ネジが見当たりません。しばらく眺めていると、ヒートシンクのサイドからビス止めしてあることがわかりました。
こっち面2本。
こっちも2本ですが・・・
ここに隠れています。
小さいビスを4本外してカバーを外すことができました。ファンのコネクターが繋がっているので無理に引っ張らないように注意します。
配線を固定している丸い金具も外します。固いですが細いプラスドライバーで回せました。
コネクターを抜くためにヒートシンクと基盤を分離することを覚悟していましたが、今回悪いほうのコネクターはすき間からそのまま抜くことができました。白い方のコネクターはパイプが邪魔で外せなさそうです。
ファンはカバーに3本のビスで止まっています。羽根の隙間からアクセスできます。
ファンを外せました。
なんかオイルのようなものが漏れています。
ファンは「PLD10010S12HH」というモデルです。この品番で検索するとMSIグラボ用の交換ファンが多数ヒットしますが、同じ品番でも羽根の形状が違っていたりピンの数が違ったりと、対応するグラボによって種類がたくさんあります。
いろいろ探して「VENTUS2X OC 3060Ti用」の右用ファンを注文しました。左右でケーブルの長さが違うようなので注意が必要です。Aliexpressで購入しようと考えていましたが、Amazonで同製品が出品されていて差額が200円ほどだったのでAmazonで注文しました。
ケースファン直当て
中華製の交換ファンを注文しましたが届くまで時間がかかるようなので、とりあえずケースファンで代用してみました。
マグネット固定式のファンステーと爆風ファンをセットしました。
リグのフレームにうまくマグネットをセットすることができました。ドンピシャで風が当たります。
ターゲット温度はコア58℃ですがそこまで上がらずに、56℃・ファン速度30%をずーっとキープしています。グラボの純正ファンよりもかなりよく冷えています。夏場だとどうなるのか気になるところです。
「X-FAN RDL1225B(17SP)」は風量も音も大きいケースファンですがグラボのファン全開時に比べたら全然静かなので、RTX3090などの爆熱グラボも純正ファンにこだわらずにこの方式で冷やしたほうが良いのではないかと思います。
おわり。
マイニングおすすめアイテム
玄人志向 80Plus GOLD 1000W KRPW-GR1000W/90+
価格が安く、PCIeの8pin補助電源ケーブルが6本出ているので貧乏マイナーにはありがたい存在です。
電源連動ケーブル
2台の電源を同時に起動させるケーブルです。
PCIE3.0 ライザーケーブル
PCIe×16のスロットをそのまま延長できるケーブルです。ライザーカードのように電源の心配をしなくてよいので便利です。
Ver.009Sライザーカード
PCIe×1のスロットに接続できるのでグラボを複数使用するためには必須です。カード一枚につき電源が75W必要になります。
SATA×2→6ピン電源ケーブル
ライザーカード付属のSATA×1→6ピン変換ケーブルでは容量が不足して発熱・発火することがあるそうです。2本のSATA電源から給電することで容量不足を解消します。
フレーム
電源スイッチ
マザボむき出しで使用する際のスイッチです。上のフレームを買ったらおまけで付属してきましたが、無い場合は別途購入する必要があります。
簡易電力計