オークションで購入した中古のデスクトップパソコンのHDDをSSDに交換しました。
「EaseUS Todo Backup 」の最新の無料版ではクローンの作成ができなくなってしまったようなので、「Acronis True Image WD Edition」を使ってクローンディスクを作成しました。
古いデスクトップパソコン HDDをSSDに交換
ヤフオクで古いデスクトップパソコンを購入しました。
最近始めたマイニングですが、仕事用のPCを24時間回しっぱなしで放置しておくのは精神的によろしくないです。また、マイニング中に勝手にPCがシャットダウンしないようにWindows Updateを無効にしてあるのですが「セキュリティ的にどうなの?」という不安もあります。
そこでマイニングソフト「NiceHash Miner」がギリギリ動く程度の安いPCを購入してマイニング専用機として稼働させることにしました。
購入した中古デスクトップパソコン
購入したのはこんなパソコンです。6000円+送料でした。
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外観はかなりボロいですが問題ないです。自宅で使っているi3 350MのノートPCよりもかなり優秀なパソコンです。ただしストレージがHDDなので起動が遅く、スペックの割にはかなりもっさりした印象です。SSD化することでサクサク動くことを期待しましょう。
クローンディスク作成ソフト
以前ノートPCのSSD化の時にお世話になった「EaseUS Todo Backup Free」というソフトで今回もクローンを作ろうと思っていました。しかしダウンロードしようとサイトを見てみると、無料版ではクローン作成ができないようになっていました。
代替のフリーソフトを探していたところ、SSDのメーカーが無料配布しているソフトで同じようにクローンを作成できるということがわかりました。配布しているメーカーのディスクが繋がっている場合のみ使用することができるという制限付きですが、無料で使用できるのはありがたいです。
今回は、たまたま持っていたSSDがWD製でしたので「Acronis True Image WD Edition」を使うことができました。
Acronis True Image WD Edition
SSDの大手メーカーでは無料でクローン作製ソフトを配布しています。使用するにはクローン先・クローン元のどちらかのストレージに、該当するメーカーの製品が繋がっていることが前提となります。
大手メーカーの内SanDisk /Western Digital/Crucialは「Acronis True Image」を採用していて、それぞれの公式サイトから無料でダウンロードできます。SanDisk /Western Digitalは同じ系列のメーカーなので「Acronis True Image WD Edition」を使うことができます。
Acronis True Image WD Editionインストール
WDのサイトのダウンロードページからファイルをダウンロードして展開します。
アプリケーションファイルをクリックするとインストーラが起動するので
「インストール」をクリック
「アプリケーションを開始」をクリックで次の「使用許諾契約」の「同意する」にチェックを入れてアプリケーションを開始します。
クローンディスクの作成
以前ノートパソコンのストレージをSSD化した時は、クローン元のHDDの状態が良くなかったためにクローン作成中に止まってしまって何度もやり直しをするハメになってしまいました。作業を始める前に「ディスクのクリーンアップ」「ドライブのエラーチェック」などをやっておいた方が良いかもしれません。
準備したものは余っていたWD GREENの240GB。予備の内蔵SATAケーブルがなかったのでノートPCの時に買ったUSB接続の外付け変換ケーブルを使用しました。
新品のSSDの場合はフォーマットする必要がありますが、今回は一度使って余っていたSSDを使用しているのでそのままクローン作業に進んでいます。
SSDを繋いで・・・
「Acronis True Image WD Edition」の「ツール」→「ディスクのクローン作製」
クローン作製モードを選択します。難しいことはわからないので「自動」を選択しました。
ソースディスクにクローン元となるHDDを選択。
ターゲットディスクにクローン先のSSDを選択します。
一度使用したSSDを再フォーマットせずに進めているのでこんな警告が出ましたが、上書きするのでOKにしました。
HDDとSSDを入れ替えるので、一番上の「このコンピューターのディスクを交換するには」を選択。
クローン後のディスクの概要が表示されます。500GBのHDDからそのまま240GBのSSDにクローンするのでパーティションのバランスがおかしなことになっています。最初の「クローン作製モード」に戻って「手動」で変更することができるようですが、時間がかかるのでやめました。
あとは「実行」を押せばクローン作業が始まります。
「残り1分」 クローン作業が進まない・・・
外付けのUSB変換ケーブルはUSB3.0対応なのですが、PCが古いのでUSB2.0の端子しか搭載されていません。クローン作製ウィザードを進めるだけでも読み込むのにかなりの時間がかかってしまいました。
60GBほどのデータが入ったディスクのクローン作製ですが「推定時間」が表示されるまでに30分くらい、2時間ほど放置してふと気づくと「残り1分」の表示が。ドキドキして見守っていましたが、その1分がとても長い・・・
そのまま朝まで放置しましたが「残り1分」。やり直し覚悟でキャンセルを押してPCの電源を切りました。試しに元のHDDを取り外してクローン先のSSDから起動させてみたところ、うまくWindowsが立ち上がったのでそのまま使ってみることにしました。今のところ不具合はなさそうです。
まとめ
今回は中古で買った古いデスクトップPCをSSD化しました。やはりSSDにすることで起動がかなり早くなりましたし、あらゆる作業がサクサク進みます。
「EaseUS Todo Backup 」が無料でクローンの作成ができなくなって困りましたが、「Acronis True Image WD Edition」で同じように簡単にクローンディスクが作れました。これからSSDを準備する際にはメーカーがクローン作成ソフトを配布しているかをチェックしてから購入した方がよさそうです。
次はこのPCで本当にマイニングができるのかを検証してみたいと思います。
おわり。