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マイニング用パソコン CPUダウングレードで省エネ化 i7 870→i3 550

ヤフオクで買った中古PCでマイニングを楽しんでいるマイニング初心者です。今回はCPUを交換して消費電力がどれだけ変わるか試してみたいと思います。

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マイニング用パソコン CPUダウングレードで省エネ化

私のマイニング専用PCの現在の仕様です。

  • CPU 第一世代のi7 870
  • メモリ 8GB
  • マザーボード ASROCK H55-DE3
  • GPU Geforce GTX 1660 super
  • OS Win10Pro64Bit
  • ストレージ SSD250GB
  • 電源 550W 80+ブロンズ

「NiceHash Miner」でマイニング。ハッシュレート 31MH/s 、power 70Wくらい、温度は50~54℃くらいです。AfterBurnerの設定値は以下です。

  • Power Limit    56%
  • Temp. Limit      65℃
  • Core Clock     -200(前回-250でしたが、時々モニターがブラックアウトするので変更)
  • Memory Clock  1000
古いデスクトップパソコンで仮想通貨マイニングに挑戦
仕事用のPCで仮想通貨マイニングを始めましたが、PCの寿命やセキュリティ的にいろいろ心配なのでヤフオクで中古PCを買ってマイニング専用機にしてみました。

Intel Core i7 870

購入時から搭載されていたCPUは第一世代の「i7 870」です。消費電力の目安「MAX TDP」は95.0Wです。

4コア、8スレッド、2.93 GHzでネットや軽めの作業なら現在でも不満なく使えるレベルです。CPUの能力にほとんど依存しない、マイニング専用機のCPUとしてはオーバースペックであると言えます。

Intel Core i3 550

ダウングレード用に準備したのは「i3 550」です。同じ1156ソケットに搭載可能なCPUの中から消費電力が少なく、ヤフオクで安価で販売されていたので選択しました。「MAX TDP」は73.0Wです。

2コア、4スレッド、3.2 GHzです。コア数が少なく処理能力はかなり劣りますが、マイニングには十分です。何より数値上では消費電力が約76%節約できることになります。

CPU交換作業

恥ずかしながら、CPUを交換するのは初めてなのでかなりドキドキしながら作業を進めました。

ヤフオクで購入した中古i3 550です。本体400円+定形外送料でした。

CPUグリスはよくわからないので評判が良いクマのやつを購入しました。CPUより高いです。

それでは人生初のCPU交換やってみます。

PCはこんな感じです。右下のストレージを固定するラック?のような部分が初めから撤去されていたので風通しが良さそうで気に入っています。

とりあえずCPUクーラーを外すのに邪魔なものを外していきました。

画像は電源をずらしたところ。他にGPU、メモリを外したら作業しやすいスペースが確保できました。

ところでこの中古PC、前オーナーさんはペット(ワンちゃんかな?)を飼っていたようです。

毛がすごい。

新しい18Vのマキタクリーナーが活躍しました(自慢)。今まで使っていた14.4Vよりめっちゃ吸います。

クーラーは黒い樹脂のつまみをクリっと回して引き抜くタイプで固定されていました(純正と同じ方式?)。CPUの固定金具の右のレバーをガチャンと外して持ち上げることでCPUを外せました。意外と簡単なんですね。

i3の表面にグリスを塗って交換。クーラーにもグリス、適量がどれくらいかまったくわからん・・・

各パーツを戻して完了です。見た目は変わりませんが、各所を掃除できて良かったです。

無事にWindowsが立ち上がり、認識されているようなので安心しました。

気になる消費電力は?

CPU交換前の簡易電力量計の測定値です。「CPUストレス」はCPU-Zのstress CPUで負荷をかけています。

  • 無負荷状態                 70-80W
  • CPUストレス                 140W
  • マイニング中           134W
  • CPUストレス+マイニング           205W

i3 550交換後は・・・

  • 無負荷状態                 57-65W
  • CPUストレス                 83W
  • マイニング中           124W
  • CPUストレス+マイニング          150W

このように全体的にかなり数値が下がりました。

CPUに負荷をかけた時の差がすごいです。マイニングだけの場合はCPU全開時のインパクトに比べると少しの差ですが、この結果には満足しています。

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まとめ

CPUをダウングレードすることで、マイニング中の消費電力を節約することができました。CPUのスペックの「MAX TDP」の値が小さい物を選べば、全開状態だけでなくほぼ無負荷状態でもCPUの消費電力量を減らすことがわかりました。

結果としてマイニング中のシステム全体でー10Wの節電に成功しました。長期戦で電気代との戦いでもあるマイニングにおいて、この10Wの差は大きいのではないかと思います。

おわり。

マイニングおすすめアイテム

玄人志向 80Plus GOLD 1000W KRPW-GR1000W/90+

価格が安く、PCIeの8pin補助電源ケーブルが6本出ているので貧乏マイナーにはありがたい存在です。

電源連動ケーブル

2台の電源を同時に起動させるケーブルです。

PCIE3.0 ライザーケーブル

PCIe×16のスロットをそのまま延長できるケーブルです。ライザーカードのように電源の心配をしなくてよいので便利です。

Ver.009Sライザーカード

PCIe×1のスロットに接続できるのでグラボを複数使用するためには必須です。カード一枚につき電源が75W必要になります。

SATA×2→6ピン電源ケーブル

ライザーカード付属のSATA×1→6ピン変換ケーブルでは容量が不足して発熱・発火することがあるそうです。2本のSATA電源から給電することで容量不足を解消します。

フレーム

電源スイッチ

マザボむき出しで使用する際のスイッチです。上のフレームを買ったらおまけで付属してきましたが、無い場合は別途購入する必要があります。

簡易電力計